富本憲吉
湯呑
共箱
TOMIMOTO Kenkichi
Tea cup
商品コード / Item number: 15878
高さ / Height (cm): 7.5
径 / Width (cm): 7.5
高台内に銘「富」
富本 憲吉TOMIMOTO Kenkichi
- 1886年 奈良県生駒郡安堵村に生まれる。
- 1893年 日本画家、嘯園について南画を学ぶ。
- 1903年 日本美術院主催の展覧会入選。
- 1904年 東京美術学校図案科に入学。
- 1905年 日本画を川端玉章、洋画を岡田三郎助に学ぶ。
- 1908年 英国に私費留学。
- 1909年 東京美術学校を不在のまま卒業。
ロンドン市会立セントラル・スクール、オブ、アーツ入学。
- 1911年 英国より帰国。バーナード・リーチと親交。
- 1913年 安堵村の自宅の庭に楽焼の窯を築く。
- 1926年 東京都世田谷区祖師に転居。
- 1931年 日本版画協会会員。
- 英国にてリーチと合同展開催。
- 1937年 芸術院会員に任命。
- 1944年 東京美術学校教授に就任。
- 1946年 安堵村に帰り東京美術学校教授、
芸術院会員を辞任する。京都・福田力三郎の窯で制作。
- 1947年 新匠美術工芸会結成。
- 1950年 京都市立美術大学教授就任。
- 1955年 第1回重要無形文化財(色絵磁器)保持者に認定。
- 1961年 文化勲章受章。
- 1963年 京都市立美術大学教授を定年退職。
- 同大学学長に選任。逝去。
- 第1回重要無形文化財「色絵磁器」保持者(人間国宝)に認定。他にも芸術院会員、文化勲章受章。
その多彩な作陶活動は、楽焼、色絵、白磁、九谷そして、羊歯の連続模様、独自の金銀彩へとひたすらに追求した芸術家です。「模様から模様をつくらず」の言葉は近代工芸の創作理念として受け継がれ、今も尚、日本陶芸界の巨匠のなかの巨匠です。
- 憲吉の色絵徳利は近代工芸作家酒器の最高峰の徳利のひとつ 。
制作数も少なく希少な逸品です。
箱書は現所定鑑定人の山本茂雄 。