河井寛次郎
花戔-2
共箱
KAWAI Kanjiro
Sake ccup
商品コード / Item number: 15468
高さ / Height (cm): 6
径 / Width (cm): 5.6
河井 寛次郎KAWAI Kanjiro
- 1890年 島根県安来に生まれる。
- 1910年 東京高等工業学校入学。
- 1920年 鐘渓窯で自分の作品制作開始。
- 1937年 自らの設計で自宅を建築。
- 1955年 文化勲章辞退。
- 1966年 76歳で逝去。
- 無位無冠の陶工ですが、世界的に評価は高く
木彫、金工、随筆と多彩な才能を発揮し
近代陶芸界に大きな業績を残した日本を代表する名工です。
初期は中国・朝鮮古陶磁の技法に独創性を加えた作品で新人ながら脚光を浴び、のち「用の美」を意識した暮らしの中に溶け込む作風へと転換。
晩年も新たな分野に挑戦し、自身の心の内を陶芸という形にとらわれることなく自由に表現しました。
どの時代の作品も完成度は高く、今なお人々を魅了し続けています。
- 寛次郎自身はお酒を嗜まなかったようで
ぐい呑は見かけることが少ない。
本作は大変珍しい寛次郎自身の箱書が有る共箱作品。
呉須のぐい呑は、寛次郎酒器のなかでは売り物がまだ比較的あるようだが、
本作のような辰砂を用いた作は大変少ない。
茶碗や扁壷では好んで描いている花を描いた
大変希少な一品となっている。