11代 楽 慶入
稲ノ画赤寿盃
共箱
RAKU Keinyu
RAKU Kichizaemon11th
Sake cup
商品コード / Item number: 16750
【盃】
高さ / Height: 3cm
径 / Width: 8.5cm
高台内に印「楽」
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【盃台】
「升賀多盃台」12代 駒沢利斎
3代 木津宗泉 書付
一指斎為慶入好之
高さ / Height: 5.3cm
径 / Width: 10cm
底部に印「リ」
11代 楽 慶入 Raku Kichizaemon 11th
- 1817年 京都府亀岡市千歳町国分の酒造家小川直八の子として生まれる。
- 1845年 11代吉左衞門を襲名。
- 1871年 剃髪隠居して慶入と号する。
- 1902年 逝去。
- 婿養子となり楽家に入り、その作陶歴は75年にも及びました
しかし時代は、明治近代制への移行の頃にあり、茶陶が廃れた頃でもありました。苦しい中でも慶入は、時代の変化に応じ、楽家の伝統も守り続けながらも、茶碗以外にも多様な作品を残しています
技術力と天性のセンスに裏付けされた作品は詩情的でもあり見る者を惹きつけ、今も名工と謳われています。
- 箱書から慶入と号した1871年以降の晩年期の作品。盃台を同じ千家十職の12代駒沢利斎が制作し、武者小路千家の茶匠である3代木津宗泉が一指斎(武者小路千家11代家元)の好みであると書付している。12代利斎はわずか21才で早世しており、本作も1890年代、明治20年代頃の作と思われる。盃本体に傷は無いが、盃台は経年経過による細かい擦れや小さなアタリキズも見受けられるが100年以上前の作品ゆえいたしかたないと思われる。