石黒宗麿
刷毛目盃
共箱
ISHIGURO Munemaro
Sake cup
商品コード / Item number: 16253
高さ / Height (cm): 3.4
径 / Width (cm): 4.4
高台脇に印(判読しづらい)
石黒 宗麿ISHIGURO Munemaro
- 1893年 富山県の医科の長男として生まれる。
- 1918年 中国宋時代の曜変天目茶碗に出会い陶芸家を志す。
- 1935年 京都市東山区に移り住み、小山富士夫の裏庭に窯を築く。
- 1936年 京都市左京区八瀬に築窯。
- 1953年 無形文化財に認定。
- 1955年 重要無形文化財(鉄釉陶器)保持者に認定。
日本工芸理事に就任。
- 1961年 「柏会」結成。
北日本文化賞受賞。
- 1963年 紫綬褒章受章。
- 1968年 勲三等瑞宝章受章
- 75歳で死去。
- 中国の唐や宋代の古陶器の技法の解明に努力。天目などを自らの個性を加味して今日に再現しました。
その秀れた技術により後も、柿釉,黒釉,飴釉,褐斑釉,三彩釉など数々の優品を制作。陶芸界に多大な功績を残しました。号は「栩庵」。
- 高台脇に「宗麿」という印が押印されているが釉薬が掛かっていて判読しずらい。箱書から八瀬窯での昭和10年代頃の制作。本作も盃として大変小振りだがこの頃は盒子などの小品も好んで造っている。希少な宗麿の共箱作品となっている。